夏に『英語の長文』ばかり読むのはNG?夏の文法・単語再構築

こんにちは!個別指導塾Re:Study講師の足立です。
受験生の夏。「とにかく長文をたくさん読めば英語の偏差値は上がるはず!」と、長文問題集をひたすら解いていませんか?

もしあなたが「単語の意味はなんとなくわかるのに、長文になると全体の意味が掴めない」「模試の長文で時間が足りなくなり、感で選んで失点している」と感じているなら、夏に長文ばかり読む勉強法は今すぐ見直すべきかもしれません。

偏差値がとどまっている最大の原因は、長文の演習量不足ではなく、「単語」と「英文法」の基礎に抜け漏れがあることです。夏休みというまとまった時間が取れる今こそ、長文読解の土台となる知識を再構築し、偏差値をあげるための戦略的な勉強法を解説します。

なぜ夏に「長文ばかり」読むのがNGなのか?

もちろん、最終的に志望校の長文問題を解く練習は不可欠です。しかし、土台となる「一文を正確に読む力(精読力)」がないまま長文を何冊解いても、間違えた原因がうやむやになり、学習効率が著しく低下してしまいます。

長文演習中心のリスク
  1. わからない単語・文法を感覚で読み飛ばす癖がつく
  2. 英文の構造(SVOC)を正しく把握できず、訳が「文脈からの推測」になり安定しない
  3. 解きっぱなしになり、基礎知識の抜け漏れが放置される

英語力とは、「曖昧な推測に頼らず、一文一文を根拠に基づいて、正確に訳せる力」のことです。夏前半の優先事項は、長文の量をこなすことではなく、文法と単語を完璧に固め直すことにあります。

偏差値をあげる「夏の再構築」2大ステップ

では、具体的に夏休み期間中、どのように単語と文法を鍛え直せばよいのでしょうか。

1.  単語:一瞬で「1単語1訳」が出る状態を作る

単語帳を1〜2冊仕上げた気になっていても、「うーんと、この単語の意味は…」と考えるのに2秒以上かかっているなら、長文読解では使えません。
単語を見て0.5秒以内に意味が浮かぶレベルを目指してください。長文を読んでいる最中に単語の検索で脳のキャパシティを使っていると、文章全体の要旨を捉える余裕がなくなります。

「多義語」と「派生語」の整理

偏差値をあげるためには、基本語の「多義語(例: mean, run, stateなど)」や、品詞変化(名詞・形容詞・動詞)の整理が必須です。夏の間にお手持ちの単語帳の「見出し語」だけでなく、関連語まで一気にチェックし直しましょう。

2. 文法:「人に説明できる」レベルまで理解を深める

文法問題集の答えを丸暗記しても、長文には活きません。「なぜその選択肢になるのか」を自分の言葉で説明できるレベルまで落とし込む必要があります。

「英文解釈(SVOC振り)」を挟む

単なる文法問題集の周回だけでなく、短文を使って構造を分析する「英文解釈」のトレーニングを取り入れてください。特に以下の単元は長文で差がつくポイントです。

不定詞・動名詞・分詞(修飾関係を正しく見抜く)

関係代名詞・関係副詞(どこからどこまでが先行詞にかかっているか)

接続詞とthatの識別(同格のthatなのか、関係代名詞のthatなのか)

おわりに

英語の偏差値をあげるために必要なのは、特別なテクニックではなく、「当たり前の基礎を、他人に説明できるほど圧倒的に固めること」です。

周りの受験生が焦って長文問題集を何冊もこなしている時こそ、一歩立ち止まって自分の単語と文法の穴に向き合ってみてください。この夏に作り上げた強固な土台は、秋以降、どんな難解な長文にもブレない「本物の英語力」となってあなたを支えてくれます。

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